研究室紹介

ここでは、普段私たちが営んでいる研究生活の一部を簡単に紹介したいと思います。実験は主に極低温棟で行っています。ここにはヘリウム液化装置が敷設しており、液体ヘリウムの供給が行われています。液体ヘリウムは実験中に蒸発しますが、蒸発ガスは回収・再液化し、ヘリウムのランニングコストを下げています。また液体窒素の供給も極低温棟で行っています。極低温・超低温で実験を行っているので一見寒そうなところですが、冬場は本当に寒いです。実験はほかに、共同研究センターや理学部構内でも行っています。実験によっては測定が長引いたりして徹夜しなければならないこともたまにあります。実験装置は市販のものを購入して使うことが大半ですが、簡単なものは手作りで作製します。市販のものでも実験の目的に合わせて改良したりもします。そのための設計や旋盤工作、電気・電子回路工作など様々な工作を自分たちで行います。ですから器用な人はけっこう重宝されます。こうした作業を通して実践的に知識を身に付けていくのです。また実験で使う器具や装置は大きなもの、重たいものが多く、力技が必要な時もあります。なんだかこのように書いていると体力勝負の研究室みたいですが、もちろん物理の勉強もしっかりしています。

学生には一人一人にデスクが与えられ、実験や工作をしていない時はそこで勉強します。勉強ばかりでは疲れるので、コーヒーやお茶を飲んだり、雑談したり、インターネットをしたりと適度に息抜きもしています。基本的に研究室内のパソコンはインターネットに接続されているので、我々学生もインターネットを用いた高速な情報検索が可能です。パソコンは実験で取ったデータの解析や学会発表の原稿、卒研、修論作成にも威力を発揮します。そんなわけで、パソコンが使えることはもはやあたりまえのようになってきていますが、研究室に入ってからでも十分に覚えることができます。学生個人にパソコンが大学から与えられることはないので、各々でパソコンは用意しています。

超低温研究室の特色として、海外からの留学生やお客さんが多いということがあります。特にロシアのカザン大学からはこれまでに多くの人たちが研究室を訪れ、一緒に研究を行ってきました。とても国際色豊かな研究室です。日本人学生も油断していると海外に出張させられることもあります。また、国内の他大学や研究機関との間でも装置の貸し借りをしたり、試料をもらったりと共同研究を盛んに行っています。また研究室では、研究室内の親睦を図るためや日ごろのウサ(?)を晴らすために、花見、バーベキュー、忘年会など年間を通して様々なレクリエーションを行っています。企画もその時々にみんなで考えています。新しい企画の提案があれば積極的に取り入れています。そういった積極性はこの研究室では高く評価されます。