1月初旬に来沢し、3ヶ月に渡って低温STMの実験に参加してくれたホワン君のお別れ会をしました。成功大学では今年の9月から博士課程に進学する予定のシニアの大学院生だけあって、様々な点で研究に貢献してくれました。ホワン君は色々な技術を持っていて、彼の知識を活かして4年生の指導なども行ってくれました。また、ホワン君はMBEの専門家であることから、MBEの改良に関するsuggestionやRHEEDの効率化に必要なCCDカメラの導入などを勧めてくれました。一緒に実験を行ったErvin君、Erlinaさん、兼子君にとってもとても良い刺激になったようです。今後も成功大学で作った薄膜を金沢に持ってきて低温STMの観察を行いたいとのことで、今回の滞在を機に共同研究者として長い付き合いになりそうです。お別れ会は一次会を焼き鳥屋さんで行った後、大学に戻ってきて二次会を夜中の2時まで行いました。二次会ではホワン君の研究への思いをたくさん聞くことができました。ホワン君にとってもとても良い滞在になったようで、受け入れた側としてもとても嬉しいです。2週間、台湾に戻った後、また日本の放射光施設で実験を行うとのことです。研究にのめり込んでいる姿が何とも輝いていて良いですね。ホワン君、3ヶ月間ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。快く送り出して下さった成功大学のホワン先生にも心から感謝です。