金沢大学に赴任して以来の懸念事項の一つが希釈冷凍機STM用の除振台でした。前所属では研究用ピット(穴)がある実験室に置かれていた背の低い除振台を使っていたのですが、金沢大学で利用可能な実験室にはピットがある実験室がありませんでした。代わりに背の高い除振台を購入、もしくは製作することも考えましたが、値段が高すぎたりして実現していませんでした。そして3年近くそのままだったのですが、ついに実験室にピットを掘らせて頂くことになりました。一度できたと思ったら、穴が浅すぎてもう一度深堀りしてもらったりというトラブルもありましたが、何とかピットが完成して後は除振台を迎えるだけとなりました。